こんにちは。POC fieldのMikaです。
先日年末恒例の今年の漢字が発表されましたね。このニュースを見るともうすぐ今年も終わるなと感じます。
今年は平成が終わり、令和になったことがやはり多くの人達に強く印象が残ったようで『令』という漢字が選ばれていました。
2位は『新』、3位は『和』、4位も『変』と、この元号が変わり新しく令和になったことに影響を受けている漢字があげられていました。
さて、この「今年の・・・」
皆さんはアメリカでもこのような発表があるのをご存知でしょうか?
Merriam-Websterというアメリカでオンライン辞書として有名な会社が毎年発表しており、今年も“Words of the Year 2019”(今年の言葉)を発表しました。
これは2003年から始まったもので、毎年10個の単語が発表されています。
そして今年の単語はこちら。
10位 Exculpate
9位 Camp
8位 Tergiversation
7位 Snitty
6位 The
5位 Clemency
4位 Egregious
3位 Crawdad
2位 Impeach
そして今年の第1位は・・・
They
They…私はこの発表を見た時になぜなのだろうと不思議でした。
しかし、その理由を読んだときに、時代の変化は言葉を変えていくのを感じました。
皆さんは“They”という単語を日本語にすると何になるかご存知でしょうか?
今まで英語を日本で習ってきた私たちにとってTheyとは「彼ら、彼女ら、それら」と習ってきたと思います。
つまり複数形の代名詞として使えるという認識だと思います。
しかし、性別というものの自由性が受け入れられつつある現代では性別と言うのは男性、女性という生物学上の2択だけではなくもっと自由でいいという考えから、男性・女性どちらにも分類されないノンバイナリ―ジェンダーという存在があげられるようになりました。
英語は男の人に対してはHe、女の人ならSheと分けて使われてしまい、男女の選択が強く印象にあります。
しかし現在は生物学上の分類だけでは表現できなくなってきています。
そんな人たちのために「They」がHeでもSheでもなく、その人という単数形の主語になれるように、ノンバイナリーを表す人称代名詞という定義になりました。
例えば、「ばえる/モヤる/わかりみ」などなど。
最近のメディアではHe、Sheを使う代わりにTheyを使うことも増え、有名人も自分の代名詞をThey(Them)にしてほしいと宣言したりなど、Theyという単語に注目が集まりました。
それによってTheyの検索が313%あがり、今年話題になった単語のとして1位の単語として選ばれました。
言葉だけではなく世界は常に変化していて、これからもどんどんその時代に合わせて変わってくるんでしょうね。
一つの固定概念だけで、物事を捉えず、私たちも常に時代の変化を読み取りながら、私たちも前に進んでいきたいと思います!